作品紹介 - 映画「星の国から孫ふたり」〜「自閉症」児の贈りもの〜

映画『星の国から孫ふたり』~「自閉症」児の贈りもの~ −作品ご紹介−

米国バークレーを舞台に書かれた原作をもとに、日本の現状に置き替えて映画化します

映画『星の国から孫ふたり』のものがたりと概要=シノプシス(脚本から抜粋)、キャスト・スタッフなどの最新情報をご紹介します。

門野晴子さん著の原作本「星の国から孫ふたり」ーバークレーで育つ「自閉症」児ーは好評発売中です。


映画『星の国から孫ふたり』~「自閉症」児の贈りもの~ものがたり

孫ふたりが「自閉症」だった! 星の国から来たような孫たちと、コミュニケーション獲得のためのバアバの奮闘記。未知なる世界を知り、そこに寄り添うことで、ふれあう魂(たましい)。涙が笑いに、苦しみが喜びに変わる。今や、異星語も解せるようになったバアバは怖いものなし!

映画『星の国から孫ふたり』~「自閉症」児の贈りもの~シノプシス

5年前に夫に逝かれた、作家太田弓子は自分一人の人生を満喫し始めたばかり。娘の陽子は結婚して、夫敏夫の赴任地、バークレーにいる。保守的な夫と戦いながら作家を続けて来た弓子は、陽子にも仕事を続けることを勧めていた。陽子も、生まれたかおるを保育園に預けて仕事に復帰するつもりでいたが、「コミュニケーションが取れない」「おむつが取れない」「言葉が遅いなど」と、手がかかったため、そのまま専業主婦に。仕事中心の敏夫とは子育てを巡って喧嘩が絶えない。かおるが「自閉症」ではないかと心配する陽子に敏夫は「"しつけ"が出来てないのはお前の育児のせい」と、否定するだけだった。敏夫の東京への転勤で、3歳になったかおるを連れ帰国した陽子たちは、弓子の家の近くのマンションに住むことに。かおるに久しぶりに会い、彼の行動から「自閉症」なのでは、と心配になった弓子は、病院に連れて行くのをしぶる娘の背中を押す。


そして、「自閉症」の疑いがある、との診断がおりた。世間から孤立するような感覚。それを打ち消すように、「かおるはよその子とは違うかも知れないけど、発想は豊かだし......。あの子は星の国から来た子どもなのよ。」と、陽子を励ます弓子。しかし、敏夫の母の「こんな子はうちの血筋にはいない」という言葉は、これからの葛藤の日々を予感させるのに十分だった......。


映画『星の国から孫ふたり〜「自閉症」児の贈りもの〜』のご紹介

星の国から孫ふたり予告篇(2:46)



星の国から孫ふたり〜「自閉症」児の贈りもの〜

文部科学省選定作品、厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財、助成:文化芸術振興費補助金、[社]企業メセナ協議会認定

2009年度作品/35mm,16mm/95分

あいち国際女性映画祭2009正式出品(プレミア上映)



現在、全国で自主上映・劇場公開中! 詳しくはパオホームページの上映スケジュール一覧から確認できます。



キャスト・スタッフ

製作 「星の国から孫ふたり」製作委員会、企画制作パオ有限会社

スタッフ

企画・製作・監督:槙坪夛鶴子

原作:門野晴子 星の国から孫ふたり−バークレーで育つ「自閉症」児−(岩波書店刊)

脚本:下島三重子


監修 明星大学教育学部教育学科 星山麻木

映画「星の国から孫ふたり」は、自閉症という見た目にはわかりにくい違いのある子ども達を、懸命に育てているご家族の視点から理解を深める、心温まる映画です。

障がいのある方にも、優しく暮らせる社会は、誰にとっても豊かな社会です。日本には、無意識のうちに同じもの、同じ生き方を求める文化があります。しかし本来、人それぞれの違いや良さを発見し、認め合うことが大切です。

子どもに関わるすべての方に、ぜひ一度見ていただきたい映画です。


監修 小児総合医療センター 市川宏伸

何年かぶりに帰国した娘は、コミュニケーションが難しい孫と一緒であった。続いて生まれてきた妹も自閉症を疑われた。

この映画に登場する人々は戸惑いつつも、孫を「星の国からの贈りもの」ととらえ、自閉症を肯定的にとらえている。同年齢の子どもと比較して「何処が違っているか?」ではなく、「その子どもに目を向け、何処がよくなったか?」に着目することは重要なことである。

この映画は自閉症の特徴をうまく表現して、あるべき支援の仕方を提示している点で、ぜひ鑑賞して欲しい作品である。


キャスト

馬渕晴子 加藤忍 比留間由哲 ミョンジュ 小笠原町子 乾貴美子

阿知波悟美 小野貴琉(たける) 小野駿希(としき) 上野楓恋(かれん)


<友情出演> 小林桂樹 紺野美沙子 米倉斉加年

<特別出演> アフリカンダンス:柳田知子 人形劇:木島知草



原作本のご紹介

原作星の国から孫ふたり表紙

星の国から孫ふたり−バークレーで育つ「自閉症」児−

北カリフォルニアで育ついとしい孫たちは、他人とのやりとりを苦手とする「自閉症」児。だが、この異星人のような幼な子が、公立幼稚園で熱意あふれるスタッフとのふれあいの下、話し、歌い、絵を描き......。その着実な成長を通して、知的障害児を支える福祉と教育のあり方を問いかける。ユーモアあふれ、示唆と希望に満ちた稀有の記録。

門野晴子著

♦定価 1,785円(本体 1,700円 + 税5%)♦ISBN4-00-024755-7 C0036

著者略歴

1937年東京生まれ。ノンフィクション作家。学校教育と子どもの問題、老人介護と福祉の問題などで執筆・講演活動を重ねている。著書に『寝たきり婆あ猛語録』『寝たきり婆あ,たちあがる!!』(講談社)、『老後は誰と暮らしたい?』(大和書房)、『おばあちゃんの孫育ち』(小学館)ほか多数。

著者メッセージ

「星の国」からやってきた孫息子と孫娘の母国語は、エイリアン・ランゲージ。生息状態は、さながらリトル・モンキーだ。途方に暮れる間もなく孫息子は3歳半で、孫娘は1歳5ヶ月で「自閉症」(オーティズム)と認定され、現在、彼は6歳、彼女は2歳半になる。「早期発見・早期療育」のバークレーで、4歳から公立のスペシャル・エデュケーションを受けた孫息子は、奇跡のような成長を見せる。孫娘はカウンセラー、スピーチ・セラピスト、作業療法士の家庭訪問療育中だが、未だモンキー街道まっしぐら。22歳までは学校教育局が、それ以上は一生、発達障害局が責任を持つというカリフォルニア州。知的障害者の多様な自立・独立のために、それこそ星の数ほど「希望」がありそう。戦争・不況で予算大幅カットの現実と、闘い踏ん張る教育・福祉の専門家ら。ノーマリゼーションの具体が、ここにある。日本の関係者、そして一般父母にも、ぜひご一読いただきたい。

−目次−

♦体裁=四六判・並製・240頁

  • まえがき
  • 序章 ふたりの孫、星の国から到来
    1. 王子さまがやってきた
    2. オーティズムと米医学界
    3. センシティブな五感
  • I 部 小さな「1歩」−幼児教育の日々
    1. 公立保育園の「特別教育」
    2. 暮らしのなかで
    3. クリスマスの季節に
    4. 友と反戦大行進へ
    5. 権利とは勝ち取るもの
    6. 真夏の人間模様
  • II部 確かな「2歩目」−幼児教育の日々
    1. 幼稚園から義務教育
    2. カリフォルニアの冬
    3. 星の国が恋しい王子
    4. あなたに会えてよかった!
    5. 兄6歳、妹2歳の夏
  • 終章 「星の国の子どもたち」の将来は?
    1. 小学校に入って
    2. ソーシャルワーカーに聞く
  • あとがき

世界自閉症啓発デー日本実行委員会の公式ページへ 「星の国から孫ふたり」あいち国際女性映画祭の感想文

星の国から孫ふたり~自閉症児の贈りもの~賛同者(応援者)の方々

赤松 彰子 "里の家・助産院"

秋元 良平 "盲導犬クィールの写真家"

有馬 百江 "NPO集合住宅管理組合センター理事"

五十嵐愛子 "新潟青陵大学准教授"

岩城 隆就 "シルバーヴィラ向山・アプランドル向山社長"

岩渕 秀夫 "日本自閉症協会会員、十月舎・増永"

梅村 康有 "(株)六甲出版販売代表取締役"

川名はつ子 "早稲田大学教員"

鎌田 真澄 "リウマチ友の会愛知支部長"

菅野 クニ "元保健師、チーフプロポーションカウンセラー"

木島 知草 "ひとり人形劇・がらくた座主宰"

小島 正美 "毎日新聞社東京本社生活家庭部編集委員"

河野美代子 "河野産婦人科クリニック院長"

後藤 節子 "秋田児童館館長、あきた子どもネット代表"

坂巻 克巳 "岩波書店・編集者"

武田富美子 "日本赤十字北海道看護大学教員"

千場  純 "横須賀市医師会理事"

堤  興亞 "一級建築士、(株)ベルプランニング社長"

徳永 瑞子 "アフリカ友の会代表 聖母大学教員"

久田  惠 "「母のいる場所」原作者、ノンフィクション作家"

蛭川  克 "北野同窓会71期有志代表"

福原壽万子 "医療法人社団文寿会 福原病院理事長"

藤元眞紀子 "社会福祉法人いきいき牧場理事"

松井 寛子 "おふぃす風まかせ"

松本侑壬子 "映画評論家"

村瀬 幸浩 "一橋大学・津田塾大学講師"

米倉斉加年 "俳優"

[社]企業メセナ協議会助成金制度認定下りました! 文化庁芸術文化振興基金助成に向け準備中です