星の国上映会レビュー庄内町文化創造館響ホール10/31
皆様へ
10月31日(日) 山形県は庄内町文化創造館響ホールでの上映会レビューです。
今回は、「みんな違って、みんないいい...みんな一緒」という名で行われた障がい者と健常者が共に感動を共有する一大イベントで、映画「星の国から孫ふたり」を上映して頂きました。
きっかけは、去年2009年の秋。朝日新聞で「星の国」の記事をみつけた実行委員の鈴木さんが町のサークルで仲間だった飯野さんに記事を見せたことだそうです。自閉症の二男を持つ飯野さんには、この映画を上映しようと動き出しました。まず助成金を申請し、足りない分は自分達で直接地元の商店街や企業へ何度も通い、このイベントに対する思いを伝えて一口五千円のカンパ金を何本も集めました。映画上映後の別室でのシンポジウムでは槙坪監督と医療、教育の現場で働く先生方のトークを聞くことができ、パイプ椅子を追加しなければならないほど沢山の方が来てくださいました。
庄内町の町長・原田氏も参加され、シンポジウム終了後、行政は医療、教育、家庭それぞれの現場へどういった支援が必要とされているかについて関係者とお話されていました。
写真1.上映後のシンポジウム
ステージパフォーマンスとしても、「山形身体表現の会」や、地元のダンスグループ、ピアニストやプロのデュオ「Iora」が集まり、大人や、子供、障害者や健常者、プロやボランティアなど様々な人がそれぞれの持つ表現を体を精一杯使って表現されている姿に、観客は感動の渦に包まれました。
白鶴が舞う美しい庄内の田園風景にそびえ立つ近代的な創造館響ホールには、延べ約800人を超える人の熱気に包まれました。
写真2. 「みんな一緒...」よさこいステージパフォーマンス
帰りは、皆さんの暖かい見送りで帰路につきました。車で東京についたのは午前2時をまわっていましたが、興奮冷めやらぬ一同でした。
それにしても、庄内町はお肌の美しい方が多くいらっしゃいました。秘訣をきくと「水かしら?」との答え。鳥海山と月山の間に位置しおいしい雪どけ水の豊富な庄内平野では、お米も人もよく育つんですね。来年も引き続き同イベントをやる予定とのことです。
写真3.左から、飯野さん、鈴木さんと槙坪監督
星の国実行委員会より